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愛しのラテンアメリカ(13)コロンビア 公共バスの中は「表現の場」 (3/4ページ)

2014.7.25 16:40

首都ボゴタの美容サロン。男性もおしゃれに気を使う人が多い=コロンビア(緑川真実さん撮影)

首都ボゴタの美容サロン。男性もおしゃれに気を使う人が多い=コロンビア(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • ポパヤンで見つけた高校生。おそろいで真っ赤な口紅をつけていた=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • シルビアの町。バラックのような家々が多く、生活水準は高くない。郊外にはゲリラのキャンプもあり、広場周辺では銃を構えた政府軍などが警備にあたる=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • いぶかしい目つきでカメラを見つめるグアンビアーノ族の少女=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • 市場で芋類を売るグアンビアーノ族の男性=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • 真っ赤な花束を持った女性=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • 野菜などを詰め込んだトラックが到着し、人々が群がる=コロンビア(緑川真実さん撮影)
  • コロンビア・首都ボゴタ

 カメラを手に持って歩けば、常に周囲の人が「気をつけて」と注意を促し、市場に行くと「あの店の主人はだますから気をつけな」とこっそり教えてくれる。市民による監視の目が、観光客の安心感につながっていた。

 コロンビア南部、アンデス山中の奥深くにあるシルビアという村の周辺に、顔つきや背格好がペルーやボリビアの先住民とよく似た、「グアンビアーノ」という民族が住む。インカ帝国がこのエリアまで拡大していたときに、ボリビア辺りからやってきたという説もあり、本当だとしたら途方に暮れるような距離を歩んできたことになる。

 現在グアンビアーノ族の女性は、鮮やかな青紫のショールとおかっぱ頭、男性は青紫の巻きスカートが特徴的で、男女ともに民族衣装を着ている割合がとても高い。毎週火曜日に行われる市場にシルビアまで足を運ぶと、野菜などを並べて女性たちが地べたに座っていた。その前まで滞在していたボゴタの都会的な喧噪(けんそう)とはまるで別の世界が広がる。同じ国でまったく異なる文化を体験できるのも、南米旅行の醍醐味(だいごみ)の一つだ。(写真・文:フリーカメラマン 緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS

フリーカメラマン 緑川真実略歴

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