せめて、死ぬ間際に自分が出席するはずだったパーティーが一体どんなパーティーだったか、知る権利ぐらいあればいいのに、と思う。
「知りたいか、知りたくないか」と訊かれ、「知りたい」と答えた人間だけが、よかったパーティーの数と悪かったパーティーの数をこそっと耳元で教えてもらえるのだ。たった一つでも後者のほうが多ければ、私は「ほうら、やっぱり」と安らぎの笑みを浮かべながら永遠の眠りにつくに違いない。
もし前者が勝っていたら、とだけは想像したくない。今まで逃した無数のテキーラが、乱痴気騒ぎが、ぐねんぐねん踊りが、こと切れる寸前の私の目の前を蝶のように横切っていく時のことなど考えたくない。無念すぎる。