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「忘れられる権利」 有名人の削除要請はヤブ蛇? (2/3ページ)

2014.8.1 00:02

 モズレー氏はFIAの会長だった08年3月、5人の売春婦と乱交パーティーを楽しんだと英タブロイド紙ニュース・オブ・ザ・ワールド(11年廃刊)に報じられ、現場の写真や動画もネット公開された。モズレー氏は「事実誤認がある」と新聞社側を提訴。6万ポンド(約1000万円)の損害賠償金を勝ち取った。

 これに対しグーグル側は「われわれはモズレー氏と協力し、彼が知らせてきた数百のウェブページを削除してきた」と反論し、自社の正当性を主張した。

 今回の提訴に先立ち5月、欧州連合(EU)の最高裁判所にあたる欧州司法裁判所はグーグルに対し「忘れられる権利」をEU市民に与えるべきだとの判決を下した。グーグル側は既に約10万件の記事などを削除した。

 今回の提訴はこの流れを受けたものだが、欧米メディアは一様に、有名人であるモズレー氏に「忘れられる権利」は適用されないと主張。BBCは「モズレー氏は“ストライサンド効果”の最重要例」と指摘した。

 これは、米女優兼歌手バーブラ・ストライサンドさん(72)が03年、米マリブの自宅が写るネット画像の公開差し止めを求め提訴したことで、逆に世間の関心を集める結果になったという皮肉な事例を指す。

逆に注目「特ダネ」に

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