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【タイガ-生命の森へ-】「雷に打たれた木があるぞ」 (2/4ページ)

2014.8.2 15:15

雷雨の後、雷に打たれて裂けていたドロノキ=2012年6月23日、ロシア・クラスヌイ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)

雷雨の後、雷に打たれて裂けていたドロノキ=2012年6月23日、ロシア・クラスヌイ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)【拡大】

  • ビキン川に寄り添うクラスヌイ・ヤール村。村と川を包むようにウスリータイガが広がる=ロシア(伊藤健次さん撮影)
  • 村へ通じる1本道は、雨が降ると水溜りだらけの悪路となる=2011年7月3日、ロシア・クラスヌイ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 今も村人の暮らしは川に近く、舟が欠かせない。左はオモロチカと呼ばれる伝統的なカヌー=2013年6月17日、ロシア・クラスヌイ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 小屋の前で釣りをする猟師=2013年6月22日、ロシア・クラスヌイ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • ロシア・クラスヌイ・ヤール村、ビギン川

 バキバキと猛烈な雷鳴のする中をびしょ濡れになりながら進み、何とか狩小屋にたどり着いた翌日のこと。

 「おい、雷に打たれた木があるぞ」

 猟師のワーニャが叫んだ。舟を向けた川岸に、真っ二つに幹が裂けたドロノキがあった。

 ≪激しく気まぐれな野生と向き合う≫

 ひときわ激しい雷鳴が響く時、きっと地上のどこかに雷が落ちているのだろう。だが実際にその現場を見るのは、僕は初めてだった。

 日本の山でも過去に雷に打たれて登山者が亡くなった事故がある。立木や家に雷が落ちて火災になったり、稲妻が部屋を走って電化製品がすべて壊れてしまった話も聞く。一瞬で生きた立木さえ引き裂いてしまう雷の力は、想像以上に激しい。

 そして無数の樹々が立ち並ぶ川辺で雷に当たったドロノキを見ていると、その威力と同時に、何とこの木は運が悪かったのだろうと思った。

タイガの自然の激しさと気まぐれとを伝える“選ばれた木”

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