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愛しのラテンアメリカ(14)ペルー 印象一変 肌で感じた貧困の存在 (2/4ページ)

2014.8.4 18:15

山の斜面に並ぶ家々。新市街と旧市街の風景はとても異なる=ペルー・首都リマ(緑川真実さん撮影)

山の斜面に並ぶ家々。新市街と旧市街の風景はとても異なる=ペルー・首都リマ(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 湖上から見たウロス島=ペルー・ティティカカ湖(緑川真実さん撮影)
  • ティティカカ湖畔で食事を楽しむ女性=ペルー・プーノ(緑川真実さん撮影)
  • 島を構成する資材になっている水生植物で遊ぶ子供たち=ペルー・ティティカカ湖のウロス島(緑川真実さん撮影)
  • ティティカカ湖畔の街プーノとウロス島間のボートを操縦する先住民の女性と息子。仕事時も民族衣装を着用したままだったが、特に動きにくそうなことはなかった=ペルー(緑川真実さん撮影)
  • 観光ボートで一緒になったペルー人の子供=ペルー・ティティカカ湖(緑川真実さん撮影)
  • ペルー・ティティカカ湖

 旧市街から新市街に向かうバスに乗車中、急に運転手の男性が大声で「窓とドアを閉めろ!」と、車掌役の少年に怒鳴った。突然緊張に包まれる車内。乗客も含め一斉に指示に従った。何が起きたのかと外に目をやると、10代後半から20代前半の少年グループが闊歩(かっぽ)している。彼らの横をバスが通り過ぎると「よし。開けていいぞ」。運転手から安堵(あんど)の声が聞こえた。窓もドアも閉めて警戒するなんて、最悪の事態を考えるとぞっとする。リマ発の長距離バス会社も、安全対策のために搭乗口で乗客全員の顔写真を撮影していた。一言では語れない、リマ市民の生活がそこにはあった。

 ≪「50年後に島民はいないだろう」≫

 大都会リマだけでなく、アマゾンの熱帯雨林、アンデスの高地と、日本の約3倍強の面積を持つこの国の風景は多様性に富んでいる。ペルー南部、ボリビアとの国境にまたがるティティカカ湖もその一つ。ティティカカ湖は15世紀頃に栄えたインカ帝国の神話に登場する初代皇帝マンコ・カパックが生まれた湖ともされる。標高約3800メートルの高地で、山々に囲まれてアンデス山脈をくだった雪解け水をひっそりとたたえているその姿は、神々しくもある。

ティティカカ湖 琵琶湖の約12倍の面積

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