【対話の達人】
先週末、高校時代の友人たちと静岡県の伊豆半島へ小旅行に出かけ、「なまこ壁」が美しい松崎町を散策していたときです。自転車に乗った中学生らしき男子2人が追い抜きざまに会釈して「こんにちは!」と元気よく声をかけてきました。うだるような暑さが一瞬さわやかに感じるほど心地よい響きでした。
あいさつは相手と知り合い、距離を縮め、良好な関係を維持する、どの段階においても有効な手段です。しかし、何の工夫もなく無表情であいさつしたのでは逆効果です。目を合わさず、「おはよう」と言われたら、逆に嫌な気持ちになってしまいませんか。
そこで、あいさつをするときは非言語コミュニケーションを使うことをお勧めします。例えば身ぶり手ぶり。これには、言葉の意味を繰り返す効果と強める効果があります。人さし指で物をさし、「ほら、あそこ」と言う場合、指をさす行為は繰り返しです。怒ったときに指をさし「あなたが悪い」と言うのは強調です。いずれの場合も言葉を補う手段として効果的です。