開催準備は大幅な遅れが指摘されてきた。4月には各国際競技連盟が不満をあらわにし、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が「危機的状態。私が経験した中で最悪」と発言し、後で撤回する騒ぎにもなった。そこで、IOCは特別チームを設置して準備を支援する緊急措置を取った。
大会組織委員会の広報担当は「IOCのてこ入れもあって、ここ数カ月で準備状況は目覚ましく進んだ」と説明。インフラ整備を統括するテチマ・ディレクターは「基礎工事は大部分が地下なので見た目には分かりにくいが、順調だ。工程は最終段階に入った」と自信を示した。7月のW杯閉幕直前にはIOCのバッハ会長がリオを訪問し、ルセフ大統領やパエス市長と会談して連携強化を確認した。
≪組織委をW杯運営に派遣、ノウハウ蓄積≫
8月5日から17日間の五輪開催時、南半球のブラジルは冬だ。ただ、大西洋に面するリオデジャネイロは日中の気温は20度を超えて暖かい。サトウキビが原料の酒「カシャーサ」とライムなどでつくるカクテル「カイピリーニャ」が人気。人口約643万人で鉱物や砂糖、コーヒーの輸出港として発展。ボサノバ発祥の地としても知られる。