新たな義足で今季初戦の国際大会に臨んだ佐藤真海(まみ)さん=2014年6月21日、ドイツ・首都ベルリン(本人提供)【拡大】
6本の跳躍。前半の3本は守りに入ってしまいました。踏み切り板に合わせようという意識が強すぎて、視線も下に落ちていました。幅跳びで大切なことは、助走スピードを生かして高く遠くに体を持っていくことです。それなのに試合勘が戻っていないこともあって、消極的なジャンプになって苦しいスタートになりました。
収穫は、一転して良くなった後半の3本です。特に5本目は、ファウルになってしまいましたが、跳躍の姿勢は好感触でした。
過酷な義足替え
今季は、昨春(2013年)に日本記録をマークした義足とは別のメーカーのものに変更しました。カーブ部分のしなる時間が短くなり、反発が強くなりました。より健常者の足の使い方に近い仕様です。
私にとって、義足を替えるということは、自分の足を替えることに等しいです。感覚がなじむまでには長い時間がかかります。切断部分の膝付近にかかる負担が大きく、炎症などにも悩まされます。靴擦れのひどい状態を思い浮かべてもらえれば想像ができると思います。そんな中で、何度も跳躍を繰り返して、自分の“足”にしていくように慣らす作業が必要です。