≪地元民には近くて遠い観光地≫
マチュピチュ村は、その名の通りマチュピチュの足もとに位置する。この村で一泊する観光客も多く、村自体は小さいが、安宿から高級ホテルまで宿泊施設は豊富にそろっている。以前は観光ルート沿いにテントを並べていた土産物屋は、駅前にコンパクトにまとめられ、効率よく買い物を楽しめるよう整備されていた。
マチュピチュ観光は2度目。前回は村から遺跡まで急な山道を数時間かけてひたすら上ったが、今回は15分程度で着くバスで向かった。たった15分なのに片道約1000円とは法外な値段だが、仕方なくバスチケットを購入する。
帰りのバスで知り合ったクスコ在住の母親と娘の親子は、旅の疲れも見せずはしゃいでいた。「やっとマチュピチュに行くことができたの」と笑顔で話すのは、母親。娘は修学旅行で訪れたことがあり、2度目という。「近くに住んでいるのに初めて行ったの」。私が母親に尋ねると「そうよ。ほら、お金がね」と本音をこぼした。