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【取材最前線】今よみがえる延長十八回の熱投 (1/2ページ)

2014.8.18 09:25

 1969(昭和44(1969)年8月18日、当時小学3年生の私は半ズボンの膝小僧を抱えながら、自宅の白黒テレビのブラウン管に映し出される試合時間4時間16分に及ぶ激闘を見つめていた。

 この年、夏の甲子園の全国高校野球大会決勝は三沢高(青森)と松山商(愛媛)が対戦。試合は0-0のまま当時の規定によって延長十八回で引き分け、決着は翌19日の再試合に持ち越されたのだった。

 この試合だけで232球、翌日を合わせると計27イニング383球を1人で投げ抜いたのが当時の三沢高のエース、太田幸司さんだった。再試合は2-4で敗れ、東北悲願の優勝旗を持ち帰ることはできなかったが、その力投ぶりは強く印象に残った。

 あれから45年、運動部で野球を担当する私はこの8月に太田さんをインタビューする機会を得た。日本高野連が春夏の甲子園大会へ導入を検討しているタイブレーク方式について意見をうかがうためだった。

 延長戦に入れば、最初から走者を置いた状態で双方のチームが攻撃を行うタイブレークは球児の健康状態を考慮し、試合を早く終わらせるためのルール。あの松山商との熱戦を演じた太田さんほど、その是非を語ってもらうのにふさわしい人物はいないと考えた。

タイブレークには「反対」の立場

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