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【勿忘草】古代から強かった東北 (1/2ページ)

2014.8.21 11:05

岩手県西磐井郡平泉町

岩手県西磐井郡平泉町【拡大】

 世界遺産になった岩手・平泉周辺は、この夏も観光客でにぎわっている。中でも最も名を知られる中尊寺・金色堂には平泉を本拠とした奥州藤原4代が納められている。平泉を開いたのが初代、藤原清衡(ふじわらのきよひら)だ。

 この清衡を当代きっての人気者、片岡愛之助が演じる舞台「炎立つ」を東京・渋谷で見た。V6で活躍する三宅健(けん)、さらに平幹二朗(ひら・みきじろう)、益岡徹といった実力派が並び立つ舞台とあって、客席はいっぱいだった。

 清衡は現代において、それほど知名度はない。それでも観客が次第に舞台に引き込まれていくのが分かった。古代東北に豊かな国を作ろうと苦悩する清衡と周囲の人々が骨太に描かれ、ひしひしと伝わってきたからだ。

 「陸奥(みちのく)」という言葉は「道の奥」、つまり都から著しく遠い地を意味する言葉からきたとされる。都の住人は、東北を未知なる場所と見なしていたのだろう。舞台でも東北の地はさまざまな犠牲を強いられていた。それなのに、その地で不戦の「楽土」を築こうというのだから、清衡を応援したくなる。

「歴史は勝者が作るというけど、本当にそうですよ」

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