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【軍事情勢】米独諜報摩擦で気になる英諜報機関の「役どころ」 (3/5ページ)

2014.8.24 08:20

 独暗号電報はドイツ→中立国デンマーク→英国の各米大使館を経由。英米間の海底ケーブルを通り米国に至る。40号室はロンドンで独電報を常時監視していた。その後は、商用電信を通じて在米独大使館→在墨独大使館という流れをたどる。

 英国は米国へ通報し、米国を怒らせ、参戦を促す大戦略を実現させなければならなかった。ところが、英国は友好国・米国への通信傍受発覚を恐れた。そこで在米→在墨両独大使館間の商用電信に着目。墨電信局保存の写しを間諜に入手させ、米国に提供する。斯くして、米国は最終的に参戦へと舵を切る。

 ドイツは暗号を複数開発し安全を担保したが、前述の商用電信は中東諸国に対英宣戦布告するよう工作中の独外交官が1915年、敗走する際に置き忘れた外交暗号コードブックを元に組み立てられていた。独大使館は鹵(ろ)獲(かく)された暗号を継続使用する致命的ミスを犯したのだ。このほか▽独商船の商業暗号を取得した豪州海軍陸戦隊より授受▽独巡洋艦を沈めたロシア海軍経由で独軍捕虜所有の海軍暗号表を入手▽英トロール漁船が引揚げた独潜水艦(沈没)の金庫内で、各国駐在独武官への打電時に使う海軍暗号表を発見-など《コミュニケーション・インテリジェンス=コミント=通信情報》戦で、ドイツは英国に完敗していた。

ルシタニア号沈没も「脚本」は英国が手掛けたと思っている

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