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米とイラン、イスラム国幹部抹消で共闘も (3/4ページ)

2014.8.25 13:50

シリア・ホムス

シリア・ホムス【拡大】

  • イラクをめぐる隣国の構図=2014年6月25日現在
  • 作家、元外務省主任分析官、佐藤優(まさる)氏(共同)

 ISは、2つのシナリオをよく計算した上で米国を挑発している。

 第1は、オバマ政権が本格的な武力介入によるIS掃討作戦に踏み切ることを躊躇(ちゅうちょ)するシナリオだ。この場合、「米国はISを恐れ、手出しができない。中東から米国の影響を駆逐して、神権政治を構築する機会が到来した」と策動を一層強化する。

 第2は、米国が地上戦を含む本格的な軍事介入に踏み切るシナリオだ。その場合は、「米国によるイスラームの館への侵略を阻止する聖戦(ジハード)を貫徹せよ。この聖戦における殉教者(シャヒード)は、天国にいくことができる」と、世界的規模でのゲリラ戦とテロ活動を煽動(せんどう)する。特に、懸念されるのが、パレスチナのスンニー派過激組織ハマスだ。

 ハマスは、イスラエルのみならずヨルダン王室に対する攻撃を強め、地域情勢の不安定化を試みる。ISやハマスなどのスンニー派過激組織は、ヨルダンの王制を打倒することで、アラビア半島から北アフリカにイスラーム原理主義国家を樹立することを考えている。

IS掃討作戦 「敵の敵は味方」

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