このような状況では、インテリジェンス機関を用いた秘密工作が重要になる。テロに従事するIS過激派の要になる人物を、秘密裏に抹消する秘密工作だ。米国はこのような秘密工作を既に始めている。ここで重要なのは、ISに脅威を覚えているシーア派(12イマーム派)原理主義国家イランの動きだ。イランもIS幹部を抹消する秘密工作を展開していると筆者は見ている。「敵の敵は味方」という理屈で、IS掃討作戦で米国とイランが協力体制を構築する可能性も排除されないと思う。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優(まさる)/SANKEI EXPRESS)