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【逍遥の児】房総の古民家で暮らす青年 (1/2ページ)

2014.8.26 12:15

 田舎の古民家で暮らしたい。いつの日か-。そんな願望を抱いても、なかなか実現できないのが現実だ。

 ところが、編集者、沼尻亙司(こうじ)さん(32)は、さらりとやってのけたという。どんな青年だろう。会ってみたい。

 房総半島南部。千葉県勝浦市。海岸から離れた里山。市野川地区。約60戸の集落だ。一角に豪壮な屋敷が建つ。築約150年(推定)。りっぱな長屋門をくぐる。広々とした庭。玄関先に立つ。声をかけた。奥から眼鏡をかけた青年がにこやかに現れた。沼尻さんだ。

 「どうぞ。お上がりください」

 居間にはいろりが切ってある。どっかと座って取材を始めた。

 沼尻さんは船橋市出身。地域情報誌などの編集を手がけてきた。昨年(2013年)、勝浦市地域おこし協力隊に志願。移住した。まずは海に近い町のアパートを借りて新生活スタート。市野川の古民家が空き家となっていることを知った。家賃も手頃。いい機会だ。今年4月、意を決し、1人暮らしを始めた。

 とにかく広い。母屋には8部屋。普段使う玄関とは別に、正客を迎える特別な玄関もある。

田舎の古民家暮らし 「ホタルがふつうに飛んでいます。月がまた、美しいんです」

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