合意では、イスラエルが人道物資や復興資材の搬入を認めるほか、ガザ沖での漁業規制を緩和。イスラエルが主張する「ガザの非武装化」やハマスが求めるガザでの港湾建設など残る課題については1カ月以内に交渉を再開する。
ガザでは死者のほかに1万1000人以上が負傷。国連によると、イスラエル軍の攻撃で家を失った住民約47万5000人が避難民となっている。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪勝者なき解決 ハマス、和平の壁≫
パレスチナ自治区ガザでの戦闘は50日目にようやく、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが本格的な停戦で合意した。ハマス武装解除、ガザ封鎖解除という双方の主張は棚上げとなる勝者なき解決。今回の戦闘はパレスチナ国家樹立を目指す中東和平交渉にとってハマスが巨大な壁として立ちはだかっていることをあらためて示した。
挙がらぬ成果
「国民に平穏を取り戻す」。イスラエルのネタニヤフ政権はガザ軍事作戦について繰り返しこう説明してきた。地上作戦に踏み切り、ハマスがイスラエルへの攻撃などに使っていた地下トンネルを破壊。イスラエル治安筋は「多くのハマス戦闘員も殺害した」と述べ、ハマスに打撃を与えたと主張した。