今では、アイテムのデザインも種類も豊富になった。金・紅・白の色で「花結び」「亀」「鯛」などめでたいモチーフをポップなデザインに仕立てた「縁起物」シリーズや、伏見稲荷の「千本鳥居」の間隔や、比叡山延暦寺の石段の幅など、京都界隈の名所や世界遺産の現場で実測して見つけた「縞柄」を、播州織(兵庫県西脇市)と、京都の染物技術で表現したストールの「ニッポン・キョウト・シマシマシリーズ」なども誕生。最近は、仏パリの展示会「メゾン・エ・オブジェ」や独フランクフルトの見本市「アンビエンテ」などで好評を得て、海外のセレクトショップと取引も決まった。
京東都のグッズに〝化けた〟妖怪たちがパリのシャンゼリゼ通りをそぞろ歩く…そんな空想が現実になる日も、やってきそうだ。(津川綾子/SANKEI EXPRESS)
■京東都本店 京都市東山区星野町93の28(東大路八坂通り東入ル)。?075・531・3155。午前11時~午後6時(不定休)
※価格はすべて税別です。