安倍晋三(しんぞう)首相との会談を終え、記者団の質問に答える石破(いしば)茂幹事長=2014年8月29日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】
首相は石破氏を「無役」とすることも検討したが、両者の対立が党の亀裂につながりかねないと判断。安保担当相以外の閣僚で処遇することで、こじれた関係の修復を図る方針に転じた。石破氏も、首相との確執が決定的になることは避けたい考えで、入閣要請に応じた。
首相はその後、公明党の山口那津男(なつお)代表(62)との党首会談にも臨んだ。山口氏は太田氏の留任を要請し、首相も応じる考えを示した。
第2次安倍政権で初の内閣改造・自民党役員人事は、最大の焦点だった石破氏の入閣が固まったことで、今後の焦点は石破氏の後任の幹事長人事に移る。
≪直接会談で決裂回避も溝は埋まらず≫
9月3日の内閣改造と自民党役員人事で、石破(いしば)幹事長の処遇をめぐる安倍首相と石破氏の対立劇は8月29日、両者が直接会談して歩み寄ったことで、亀裂が決定的になることは避けられた。ただ、石破氏を支持するグループには幹事長を交代させることへの不満がくすぶっており、2人の距離は縮まってはいない。
「よくやってもらってます…」