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長期政権への「第2章」 悩める首相 3日に内閣改造・自民党役員人事 (3/5ページ)

2014.9.1 05:30

世界遺産の東寺を訪れ、境内を散策するインドのナレンドラ・モディ首相(手前左)と安倍晋三(しんぞう)首相=2014年8月31日、京都市南区(恵守乾撮影)

世界遺産の東寺を訪れ、境内を散策するインドのナレンドラ・モディ首相(手前左)と安倍晋三(しんぞう)首相=2014年8月31日、京都市南区(恵守乾撮影)【拡大】

 ≪西川氏を農水相起用へ 拉致担当相は山谷氏有力≫

 安倍晋三首相が9月3日に行う内閣改造と自民党役員人事で、西川公也(こうや)党環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)対策委員長(71)を農林水産相、山谷(やまたに)えり子参院政審会長(63)は拉致問題担当相で入閣させる案が有力となったことが8月31日、分かった。また、参院自民党の脇雅史(わき・まさし)参院幹事長(69)の交代が確実となった。

 西川氏は自民党のTPP交渉の責任者で、反対や慎重論が根強い党内の意見集約に尽力。TPP交渉で閣僚や首席交渉官の会合が開かれるたびに海外の開催地に行き、党側から甘利明TPP担当相を支えてきた。

 山谷氏は第1次安倍政権で教育再生担当の首相補佐官を務め、首相と近い関係にある。自民党の北朝鮮拉致問題対策本部長を務め、党側で拉致被害者家族の支援にあたった。

 首相は当初、古屋圭司拉致問題担当相(61)の続投を検討したが、女性閣僚の積極登用の方針もあり山谷氏起用に傾いた。

「三役」体制に戻す案が検討

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