世界遺産の東寺を訪れ、境内を散策するインドのナレンドラ・モディ首相(手前左)と安倍晋三(しんぞう)首相=2014年8月31日、京都市南区(恵守乾撮影)【拡大】
首相は(8月)31日、東京都内のホテルで菅義偉(すが・よしひで)官房長官、3人の官房副長官らと(9月)3日の段取りを協議。新閣僚への指示内容などを詰めた。
一方、溝手顕正(みぞて・けんせい)参院議員会長(71)は脇氏を交代させる方針を固めた。溝手氏は、脇氏が与野党の選挙制度協議会の座長として示した、隣接する選挙区同士を統合する「合区案」に反発。脇氏との関係が悪化していた。
溝手氏は(8月)28日の首相との面会で、参院から3人を入閣させたい意向を伝えた。脇氏は入閣候補の一人だが、幹事長続投を求め、入閣を固辞している。参院自民党は(9月)3日の党役員人事を受け、参院執行部の人事を行う方針。脇氏の後任には伊達忠一(だて・ちゅういち)参院国対委員長(75)らの名前が挙がっている。
また、自民党内では役員人事に伴い、党四役のうち選対委員長を廃止し、選挙対策を幹事長に一元化して「三役」体制に戻す案が検討されている。