先輩のプレゼンに奮起
内定者グランプリは、参加企業にとって自社の内定者にスキルアップの機会を与えることができるというメリットがある。一方、参加学生には、先輩のプレゼンを見て、「1年後には自分もあんな大人になりたい」と感じてもらいたいという趣旨がある。
さらに、学生がイベントの運営に参加して、ノウハウを学びながら、一つのイベントを作り上げる経験を積むことも目的としている。
イベント開催の3カ月前、就職活動サイトの運営学生の募集広告を見た、自らも就活中の3年生約20人が集まった。ほとんどが初対面で、名前も顔も性格も知らない学生たちが集まり、短期間でイベントの企画・運営に携わるのである。
広報チーム、企画チーム、会計チームに分かれ、各チームが週1回のミーティングを実施。さらに全体ミーティングでイベントの内容の提案や各チームの進捗(しんちょく)状況の共有などを図り、より良いイベントにするための議論を重ねた。
運営の難しさ痛感
しかし、議論を進めるなかで、目指すベクトルがずれてしまい、「企業と学生の懸け橋になる」というイベントの趣旨・目的を見失ってしまった。学生の運営メンバーが参加したのは、イベントの大枠が決まった後であり、最初から目的を共有できなかったことが原因だと考えられる。