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民主化の歴史を語り継ぐ「小人」たち ポーランド・ウロツワフ (3/4ページ)

2014.9.2 11:15

ウロツワフ中心部の通りに設置された小人像。かわいらしさのため、子供も足をとめた=2014年8月13日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)

ウロツワフ中心部の通りに設置された小人像。かわいらしさのため、子供も足をとめた=2014年8月13日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)【拡大】

  • 銀行前の小人像は現金自動預払機を使っていた=2014年8月13日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)
  • 街灯の上方にぶら下がる小人像。探すのに一苦労だ=2014年8月13日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)
  • ホテル前に置かれた小人像はベッドで就寝中=2014年7月22日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)
  • 小人像第1号の「パパ小人」。かつてのオレンジ・オルタナティブ運動の記念碑だ=2014年7月22日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)
  • ウロツワフ旧市街の中心にある旧市庁舎。周りは観光客らでにぎわう=2014年8月13日、ポーランド・ウロツワフ(宮下日出男撮影)
  • ポーランド・ウロツワフ

 とはいえ、小人探しも容易ではない。地図上の場所を探してもなかなか見つからず、あきらめて空を見上げると、意表を突くように小人が街灯の上方から見下ろしていた。ある家族連れは2日間探し回ったが、見つかったのは約90体という。

 ルーツは反体制運動

 なぜ、街のシンボルが小人なのか。「なにか伝統でもあるのだろうか」。街の近郊出身の若者もそう首をかしげた。謎を解くヒントは小人像“第1号”とされる「パパ小人」にあった。他の小人像より大きく、趣も異なる。正式名は「オレンジ・オルタナティブ記念碑」で、01年に建立された。

 オレンジ・オルタナティブとは、旧共産党支配下のポーランドで戒厳令が出ていた1980年代前半、ウロツワフで始まった反体制運動だ。当時、街中には体制批判の落書きがあふれたが、当局は白ペンキで上塗りして消した。これを皮肉るように若者が三角帽子の小人をその上から描き始め、それが広がった。

オレンジ色の三角帽子をかぶった小人の絵

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