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事件そのものにならないよう気をつけた 「寄居虫女」著者 櫛木理宇さん (2/3ページ)

2014.9.2 15:30

 それは、どこから来て、何が目的か分からない葉月の存在に通じる。「背景が全く語られない方が不気味。そんな怪物が普通の家庭に入り込んだらどうなるか…」

 まず、やさしい言葉を用いて家族の心の隙間に入り込む。そのうち、睡眠時間を制限したり、家族間の悪口を書いた念書に母印を押させることで精神を摩耗させ、自身のコントロール下に置く-。実際の事件を参考に取り入れられた洗脳の手法は、鬼気迫るリアルさ。事件に対してわれわれが抱く「なぜこんなにも簡単に家族が籠絡されてしまうのか」という疑問を、容赦なく封じていく。

 あくまでフィクション

 崩壊の種子は「憎しみ」だ。「家族は長いこと一緒に暮らしていると、憎しみがどんどんたまっていく。家族って、一緒に住んでいてもしゃべっていない。でも、人はしゃべりたい生き物。そこへ、自分の話をやさしく聞いてくれる異分子が入ってくると、今までの不満を吐き出してしまう」

「実在の事件をモチーフにしたフィクションはまたやりたい」

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