【本の話をしよう】
あの女(ひと)はなぜ、あなたの感情を乱すのか-。女性特有の人間関係のトラブルの解決方法を精神科医の水島広子さんが教えてくれる『女子の人間関係』が人気だ。刊行から3カ月で6万部を突破、さらに増刷も決定した。「女性だけでなく男性にも読んでほしい本」と語る通り、生きづらいこの世を生きやすくしてくれる処方箋だ。
なぜか自分にライバル心を持って張り合ってくる同僚。共働きで子供を育てていることを非難してくる専業主婦のママ友。職場の仲良しグループから距離を置きたいけど、そうすると「寂しい人」と思われそうで怖い-。職場で、プライベートで。こんな「あるある」の困った人間関係の悩みに対して、(1)とりあえずの対処法(2)攻撃を受けない方法(3)本当の意味でのよい関係を築くには-の3ステップに分けて、具体的な解決方法を示してくれる。
「書く価値ある」
執筆のきっかけは「女性同士の人間関係に焦点を絞った本を書いてほしい」という編集者からの依頼だった。「聞いた瞬間に、『これは書く価値のある本だ』と思いました。