「女」のいやな部分を扱いながらも、根底にあるのは「女は強い」という思いだ。「本当に分かり合えると、女子同士の絆ってすごく強い」
『女子の人間関係』と銘打ってはいるが、男性読者からの共感も集めているという。「嫉妬心だったり、ハブられたくないという不安だったり。男性の中にも『女』の部分はある。だからこそ、男性にも読んでほしいんです」。女も、男も。「女」から解き放たれれば、新しい生き方が待っているはずだ。(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS)
■みずしま・ひろこ 1968年、東京都生まれ。慶応義塾大学医学部卒、慶応義塾大学大学院修了。2000~05年、衆議院議員を務め、児童虐待防止法の抜本的改正などに尽力。アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。著書にベストセラー『「怒り」がスーッと消える本』『自分でできる対人関係療法』など多数。
「女子の人間関係」(水島広子著/サンクチュアリ出版、1300円+税)