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事件そのものにならないよう気をつけた 「寄居虫女」著者 櫛木理宇さん (3/3ページ)

2014.9.2 15:30

 入念な分析に基づいてはいるが、「実在の事件そのものにならないように気をつけました。あくまでフィクションですので」。異様な風体ながら声と振る舞いは非常に優雅という葉月のキャラクターや、いがみあっていく家族の中、唯一葉月の存在に違和感を抱く高校生の次女・美海の視点を中心に展開する構成は、フィクションならではの不気味さとスリリングさに満ちている。「美海を主役にしたのは、少女という存在が社会的弱者で孤立無援になりやすいということもありますが、女性に共感してもらいたかったから。『若い女性でも読める北九州事件』を目標にしました」

 デビュー2年目にして本作が早くも10作目。「最近はほぼ毎月自著が刊行されている」という。「実在の事件をモチーフにしたフィクションはまたやりたい。今は少年犯罪に興味がありますね」。疾走は続く。(塩塚夢、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■くしき・りう 1972年、新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞し作家デビュー。続いて「赤と白」が第25回小説すばる新人賞を受賞した。

「寄居虫女」(櫛木理宇著/角川書店、1620円)

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