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知ることを止めない 幅允孝 (3/5ページ)

2014.9.2 16:05

ドキュメンタリー映画「STOP_MAKING_SENSE」(ジョナサン・デミ監督、提供写真)

ドキュメンタリー映画「STOP_MAKING_SENSE」(ジョナサン・デミ監督、提供写真)【拡大】

  • アルバム「Remain_in_Light」(トーキング・ヘッズ、提供写真)
  • 「本当はこんな歌」(町山智浩著/アスキー・メディアワークス、1080円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】ブックディレクター、幅允孝(はば・よしたか)さん(山下亮一さん撮影、提供写真)

 大好きな曲の本当の意味

 さて、彼らのライブ映画におけるハイライトを1曲挙げろといわれたら、『Once in a life time』になるだろうか。ブライアン・イーノとつくった最後のアルバムとしても知られる『Remain in Light』(※2)。トーキング・ヘッズを代表するアルバムの4曲目。サビの抜け感が珍しく爽やかで、歌詞もよく分からないまま車の中で熱唱したりしたものだ。

 だが先日、町山智浩の『本当はこんな歌』(※3)を読んで、この曲の意味を知り驚いた。この本は、僕らが普段、音としてしかとらえておらず「ふふふーん」と適当に口ずさんでしまう名曲たちの歌詞が訴える「本当のところ」を教えてくれる、ありがたくも少しがっくりくる1冊なのだが、まさか『Once in a life time』が「中年の危機」を迎えたおじさんのノスタルジーソングだったとは…。サビの部分でバーンが歌っていたのは、ふと立ちどまって人生を見返したときの違和感。もっとしゃれた曲だとばかり思っていたのに。

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