夏休みで旅行客増
厚生労働省によると、22人から検出されたデングウイルスはいずれも「1型」と呼ばれる種類で、東南アジアなどに多いタイプ。「日本人か外国人か不明だが、海外で感染した人が公園を訪れた際、複数の蚊に刺され、その蚊が他の人を刺すことで感染が広がった可能性がある」という。
感染者には近所に住む人のほか学園祭に向けダンスの練習をしていた若者、小学生の男児らがおり、「夏休みで人出が増えたことで感染しやすい状況になった」(東京都)という。
また、園内には噴水や低木が多く、「涼しい木陰など蚊が好むような場所が多い」(厚労省)。8月27、28日に感染が判明した東京と埼玉の男女3人のグループは、公園南側の「渋谷門」付近で蚊に刺された可能性が高く、都は(8月)28日、周辺を封鎖して殺虫剤を噴霧したが、新たに判明した19人の中に「渋谷門付近には近寄っていない人もいる」(厚労省)。公園の沿道などで蚊に刺された人もおり、ウイルスを保有する蚊は「数カ所に生息している可能性がある」という。