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公共放送に課せられた役割 渡辺武達 (1/4ページ)

2014.9.3 11:05

8月27日に都内で開かれた第7回世界公共放送研究者会議で挨拶するNHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長=2014年(提供写真)

8月27日に都内で開かれた第7回世界公共放送研究者会議で挨拶するNHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長=2014年(提供写真)【拡大】

 【メディアと社会】

 8月27日から3日間、東京で「第7回世界公共放送研究者会議(略称、RIPE会議)」が開催され、筆者も31カ国計110人の一人として参加した。欧州諸国では公共放送の役割が大きく、このRIPE会議もフィンランド人学者の発議で、公共放送をいかにして健全な社会維持に活用できるかというテーマの基で、各国の公共放送局とメディア・ジャーナリズム専攻を持つ大学との共働作業で運営されてきた。

 民主主義の発達に資する

 今回の東京大会はアジアでの初開催で、「境界を越える公共放送」が主題。NHKと慶応大学が共同事務局を担当し、南米を除く全大陸からの参加があった。初日の基調報告「境界を越えるには」と、3つのシンポジウム(「21世紀の公共メディア」「アジアの公共メディア」「災害報道のあり方」)も活発かつ内容的にも豊かで、筆者の関心にも応えてくれるものであった。

現代の公共放送が直面している境界を越える問題

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