イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」をめぐる構図=2014年9月8日【拡大】
「極めて危険な組織だ」
米議会専門紙ザ・ヒル(電子版)によると、米国家テロ対策センターのマシュー・オルセン所長(52)は4日、米国人ジャーナリスト2人を惨殺したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が、新たな兵士を獲得する極めて有効な「喧伝(けんでん)装置」を手中に収めており、いまや国際テロ組織アルカーイダをしのぐ脅威になっていると危機感をあらわにした。
米政府のテロ情報分析を統括する国家テロ対策センターは、平時は表舞台への露出を極力避け、テロ情報の収集に徹する“職人集団”だ。そのトップが、あえてシンクタンクの会合に出席し、イスラム国に言及したことが、その脅威の深刻さを裏付ける。
有効な「喧伝装置」
オルセン所長が極めて有効な「喧伝装置」と指摘したのが、米国人のフリージャーナリスト、ジェームズ・フォーリー記者(40)らの斬首など、イスラム国がネットに配信する一連のビデオ映像だ。米英社会に不満を持つイスラム系の過激主義者は、白人の処刑に喝采をあげたという。