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【男子テニス】前向く錦織「次は必ず取る」/チリッチに0-3 日本初の準優勝 (1/3ページ)

2014.9.10 00:00

小学校の卒業文集で綴った作文、「ぼくの夢」(錦織圭)=2002年3月(共同)

小学校の卒業文集で綴った作文、「ぼくの夢」(錦織圭)=2002年3月(共同)【拡大】

  • 【男子テニス】錦織圭(にしこり・けい)の四大大会男子シングルス全成績=2014年9月7日、※「-」は欠場
  • 島根県松江市
  • 米ニューヨーク

 日本テニス界の至宝、錦織圭(にしこり・けい、24)=日清食品=が8日(日本時間9日早朝)、ニューヨークでの全米オープン男子シングルス決勝でマリン・チリッチ(25)=クロアチア=と対戦し、3-6、3-6、3-6で敗れ、日本選手として男女を通じて史上初となる四大大会シングルス制覇を逃した。敗れたとはいえ、男子の準優勝はアジア初の快挙。錦織は「また決勝に戻ってきたい。優勝を目指し、次は必ず取る」と話し、近々の四大大会初制覇を誓った。四大大会初制覇のチリッチは優勝賞金300万ドル(約3億1500万円)を獲得し、錦織の賞金は145万ドル(約1億5000万円)。

 思い切りの良さなく

 決勝戦での錦織は、今大会を戦ってきた力の30%も出せなかった。「これまで(過去5勝2敗と)勝っている相手だし、勝たないといけないという重圧をつくってしまった」と試合後に悔しさをにじませて語ったように、これまで見たことがないほどナーバスで硬かった。4回戦、準々決勝、準決勝と、いずれも世界トップ10以内の格上相手に挑戦者の立場で臨めた錦織が、ランキング下位のチリッチへは思い切りの良さが薄れていた。

「決勝の舞台で力が出せなかったのは非常に悔しい」

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