10日にオバマ氏が公表する米軍の軍事行動を含む包括戦略は、「イスラム国の弱体化と最終的な打倒」を目標としている。この達成のためにはイラク側に加え、シリア側拠点への対応が必要との見方が支配的だ。またシリア側では、地上戦を担う反体制派の装備強化、イスラム国とも戦うアサド政権の利益となることの回避策が課題として残る。
≪アルカーイダしのぐ怪物 過激派引き寄せる「磁場」≫
13年前に米中枢同時テロを起こし、世界のイスラム過激派を代表する存在だったアルカーイダをしのぐ組織がモンスターのように増殖している。シリアとイラクで国境を越えて拡大し、日本人も拘束しているとみられる「イスラム国」だ。オバマ米大統領は主要国と連携して本格的な対策に乗り出したが、世界各地から「義勇兵」が磁場に吸い寄せられるように集結し、勢いは止まらない。
「3日間でイスラム戦士少なくとも1000人が訪れた。志願者の受付場所も不足気味だ」。ロイター通信は9月上旬、イスラム国の拠点、シリア北部ラッカの様子を伝えた。