アルゼンチンとチリの両国に跨がるパタゴニア地方【拡大】
ロンドン自然史博物館のポール・バレット博士はBBCの取材に「骨格の構造を基に呼吸の仕方や血圧、何を食べていたかを解明できることが今回の発見の最大の意義だ」と強調。研究チームは骨の付き方を基にこの恐竜の実際の動きをコンピューター解析する研究を始めており、ラコバラ氏はワシントン・ポストに「子供たちがドレッドノータスの骨をダウンロードし、それで遊ぶことも近々可能になる」と語っている。
ドレッドノータスは膨大な量の植物を食べることでその巨体を動かすのに必要なカロリーを得ていた。ラコバラ氏は米CNNテレビ(電子版)に「わずかな睡眠時間を除いて、起きている間はとりつかれたように植物を食べていたはずだ」と説明。ドレッドノータスを「過去に地上を歩いたことのある生物の中でおそらく最大」と報じたCNNは、今回の研究成果をこんなジョークで締めくくった。
「『野菜を食べる子は大きく強くなる』というママの話が正しいことがドレッドノータスによって裏付けられた」(SANKEI EXPRESS)