首都パリで行われた対イスラム国会議で、記念撮影を終えたフランソワ・オランド大統領(前列左から2人目)ら各国の参加者。イラク支援で一致したが、思惑のズレも露呈した=2014年9月15日、フランス(ロイター)【拡大】
攻略策は不明確
イスラム国の壊滅を目指すなら、イラクだけでなくシリア領内でアサド政権と連携して軍事作戦を行うのが効果的だが、米欧や周辺国の大半はアサド政権と対立。また、空爆拡大にはアサド政権との協議が必要としてロシアが反対するなど、実現への見通しは不透明だ。
サウジなどの湾岸諸国には、内戦でアサド政権と敵対するイスラム国が弱体化すれば政権を利するとの警戒感がある。外交官ら約50人をイスラム国に拉致されているトルコも動きにくい状況だ。
イランは、イラクの要請を受けて対イスラム国の軍事作戦に参加。だが、パリの国際会議には招かれず米国との連携拒否を表明するなど、イスラム国攻略の方策は明確に描けないままだ。(共同/SANKEI EXPRESS)