サイトマップ RSS

料理上手 決め手は「塩」をいかに使うか 人気料理研究家の松田美智子さんに聞く (1/5ページ)

2014.9.18 14:05

ずらりと並んだ手作り調味料。「保存している間に発酵が進むものもあるので、育てる喜びがあります」=2014年9月11日(塩塚夢撮影)

ずらりと並んだ手作り調味料。「保存している間に発酵が進むものもあるので、育てる喜びがあります」=2014年9月11日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 人気料理研究家の松田美智子さん(本人提供)
  • 「松田美智子_調味料の効能と料理法」(松田美智子著/誠文堂新光社、1600円+税、提供写真)

 【大人の時間】

 おいしくて体に健康なごはんは調味料から-。普段何げなく使っている調味料だが、単に味をつけるだけではないその効能を知ればもっと料理上手になれるはず。調味料の効果的な使い方などをまとめた『調味料の効能と料理法』(誠文堂新光社刊)を刊行した人気料理研究家の松田美智子さんに、最も基本的な調味料である「塩」の選び方やその効能などについて教えてもらった。

 「日本の料理の基本を表す言葉に『さしすせそ』があります。これは砂糖、塩、酢、しょうゆ(せうゆ)、みその順に加えるとおいしくなりますよ、ということですが、単なる慣習ではなく、『粒子の大きい砂糖を先に入れると味が入りやすくなる』というきちんとした科学的な理由がある。『さしすせそ』は日本が培ってきた味の科学の結集なのです」と、松田さん。

 その中でも、基本となるのが「塩」という。「塩をいかに使うかが料理の決め手。食材に甘味、うま味があれば、塩だけで十分なくらいです」

 4種類を常備

 まずは、塩選びから。塩は、塩分濃度の高い湖などで結晶化した「岩塩」と、くみ上げた海水を製塩した「海塩」に大きく分けられる。「海塩」の中にはさらに海水をくみ上げて物理的に水分を蒸発させただけの塩「天日塩」があり、こちらには海のミネラルがそのまま含まれている。一方、濾過(ろか)した海水を電気透析して煮詰めた精製塩は、塩化ナトリウムほぼ100%。

最小限の量で『味を引き立てる』

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ