近年シラスウナギの水揚げ減少が続いた影響で、昨年夏にはうな重を300~500円値上げした。昨年末から今年春先にかけて豊漁に転じたが、千葉さんは「廃業した養殖業者や料理店も多かった」と漏らす。来店した東京都葛飾区の板谷寿賀子さん(67)は「日本人にとってハレの日の食べ物。値段高騰の心配はあるが、特別な日は絶対に食卓に用意したい」と話した。
「養殖池の一部を遊ばせないといけなくなるが、将来稚魚がいなくなり養殖できなくなる危機感の方が強い。削減はやむを得ない」
年間5747トンとウナギ養殖生産量で全国トップの鹿児島県。垂水市の養鰻(ようまん)会社「久保水産」の久保修一社長(42)はこう話す。久保水産では計50面の養殖池を持ち、毎年約200万匹前後のシラスウナギを飼育しているが、養殖制限により、養殖池の一部閉鎖も検討しているという。