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本能的な恐怖に… 一気読みの快感味わって 「ギフテッド」著者 山田宗樹さん (2/3ページ)

2014.9.19 19:15

着想から十数年を経て本作を完成させた山田宗樹(むねき)さん。「テーマはもちろん『一気読み』です!」=2014年8月5日(塩塚夢撮影)

着想から十数年を経て本作を完成させた山田宗樹(むねき)さん。「テーマはもちろん『一気読み』です!」=2014年8月5日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 「ギフテッド」(山田宗樹著/幻冬舎、1700円+税、提供写真)

 異物を排除する社会

 一度は挫折しながらも、諦めなかった。なぜか。「『未知の臓器』というテーマは、他の人が扱っている形跡がない。じゃあ、僕が書くことになるんだろうな、と」

 プロットは当初の構想から大幅に変更した。国の政策により思春期を隔離されて育ってきた「ギフテッド」たちだが、未知の臓器による影響は何も見られない。いつしか社会は彼らを差別するようになっていた。そんなとき、1人の「ギフテッド」の特殊能力が覚醒し、彼らを虐げてた若者22人が命を落とす事件が発生する。これを機に、人々はギフテッドへの恐怖を暴走させていく-。

 異物を排除しようとする社会と、それに対抗して過激さを強めていくギフテッド。その構造を裏打ちするため、テロリズムやカルト集団などをめぐる社会心理学の資料を読み込んだ。

 「個人だけの物語におさまっていては、深みは出ない。社会のあり方そのもののストーリーにしないと迫力は出せない。ギフテッドに対する周りの反応の異常性は、人類の本能的な恐怖。それを克服するのは理性です」

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