25日の日中外相会談に引き続き、26日夜には都内のホテルで自民党の谷垣禎一(さだかず)幹事長(69)と中国の程永華(てい・えいか)・駐日大使(60)が会食した。谷垣氏と程氏は懇意の間柄で、二階俊博総務会長(75)らが検討しているAPEC前の訪中に関しても意見交換が行われたとみられる。
また、谷垣氏は26日、24日から北京を訪問し、中国共産党の対外連絡部幹部と面会した三ツ矢憲生(のりお)前外務副大臣(63)から報告を受けた。
しかし、内容は厳しいものだった。
報告によると、三ツ矢氏は白紙状態での日中首脳会談開催の重要性を訴えた。中国側は歴史認識と尖閣諸島の問題を持ち出して「白紙というが実は落書きされている」と答え、首脳会談に後ろ向きだった。
谷垣氏は「中国はやっぱり硬いな…」と漏らしたという。中国側はこれまで、安倍首相の靖国神社への「不参拝宣言」と、尖閣諸島の「領土問題化」を首脳会談実現の前提条件としてきた。24日には、汪洋(おう・よう)副首相(59)が日中経済協会の訪中団に対し同様の見解を伝えた。