円相場と株価、生産、消費の推移(※2012年12月=100)=2012年12月~2014年9月【拡大】
一目瞭然、株価と生産動向は13年12月までは円安に引き上げられるように上向いてきたが、今年に入ってから変調をきたした。株価は下降した後、7月に持ち直しかけたが、8月から再び下向いている。鉱工業生産の方は今年1月をピークに下降し続けている。
消費のほうは、株高にもかかわらず13年も足取りは重いままだった。今年4月の増税前の駆け込み需要で大きくジャンプした後は、急峻(きゅうしゅん)な崖を転がり落ちている。7、8月も底ばいの状況で、政府やエコノミスト多数派、日経新聞などが盛んに喧伝(けんでん)してきた夏場以降のV字型回復どころではない。
消費はデフレ時代のまま
総じてみると、アベノミクス1年目は円安効果が絶大で、株高と生産回復につながった。しかし、消費の方はは、「15年デフレ」の様相のままだ。そこに消費税増税に直撃されてしまった。増税後、企業の在庫は増え続け、減産に追い込まれている。