≪一人一人の「個」 認める社会が第一歩≫
「国際児童年」から10年の準備期間を経た1989年、「子どもの権利条約」が誕生した。2014年現在、194の国と地域が締結しており、人権条約としては歴史上最も多くの参加を得ている。誕生から25年で国際的に子供を大切な存在と位置づけることに成功し、たくさんの子供たちの命と成長を守ることに大きく貢献してきた。子供の権利を守ることが大人にとって義務と責任を伴うものとなった。
2000年に国連で合意されたミレニアム開発目標では、15年までに、すべての子供が男女の区別なく初等教育を全過程終了できるようにすることや、5歳未満児の死亡率を1990年と比べて3分の1に減少させることを目標に掲げた。これにより、もし90年と同じ乳幼児死亡率のままだったら命を落としていたに違いない9000万人の幼い命が助かり、90年には53%だった後発発展途上国の初等教育就学率が、2011年には81%にまで改善。