民主党の安井美沙子氏(49)は、小渕氏の政治資金管理団体が本来事務所の維持に充てる「事務所費」や政治活動に使う「組織活動費」として、著名デザイナーのブランド品、ベビー用品、ネギなどに支出していると指摘。小渕氏は「今の段階で確認できていない」と繰り返した。
小渕氏は将来の首相候補とされ、第2次安倍改造内閣の目玉人事だった。父・小渕恵三元首相(1937~2000年)が2000年の主要国首脳会議(サミット)の開催地に決めた沖縄県の知事選が30日に告示され、来年春は統一地方選がある。自民党には「選挙の看板娘」の役回りを期待する声もあった。
政府高官は「ちゃんと調べることが大事だ」とし、当面は静観する構えだ。しかし、疑惑を長く引きずれば、首相の政権運営に影響を与えるのは必至。第1次安倍内閣では、同様の疑惑で閣僚の辞任が相次いだ苦い経験もある。
石破(いしば)茂地方創生担当相(57)は16日、所属する無派閥連絡会の会合で、「世論が納得する対応をとらないと、かつての自民党みたいになる」と述べ、小渕氏が説明責任を果たすよう促した。菅義偉(すが・よしひで)官房長官(65)も16日の記者会見で「調査にそれほど長く時間がかかることはないだろう」と述べ、小渕氏による調査が早急に行われるとの見通しを示した。