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【エボラ出血熱】人道支援へ自衛隊派遣 政府検討 西アフリカで医療や輸送 (2/4ページ)

2014.10.18 07:30

リベリア、シエラレオネ

リベリア、シエラレオネ【拡大】

  • エボラ出血熱の感染が確認された国=2014年9月5日現在
  • エボラ出血熱の経過=1976年~2014年8月8日、世界保健機関(WHO)発表
  • 8月8日、スイス・ジュネーブでエボラ出血熱感染について記者会見する世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長=2014年(ロイター)

 政府は米側の意向を受け、ドイツのシュツットガルトにある米アフリカ軍司令部に、自衛隊員を連絡要員として派遣することも視野に入れている。自衛隊の緊急医療チームは世界各国で成果を挙げており、最近では昨秋の台風で多くの犠牲者を出したフィリピンで物資輸送や医療・防疫活動を展開した。

 政府関係者によると、安倍首相は9月上旬、エボラ出血熱による死者が2000人を超えたリベリアのエレン・サーリーフ大統領(75)から書簡で自衛隊の緊急医療チームの派遣を要請されるなど、後方支援能力にたけた自衛隊への期待が国際社会で高まっている。

 ≪米は軍の予備役招集、特別担当任命も≫

 オバマ米大統領は16日、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱への対応のため、米軍の予備役の招集を認める大統領令に署名した。防疫対策での米軍予備役招集は異例だ。感染が最も深刻な西アフリカへの派遣部隊(4000人規模)の交代要員になる見通し。国防総省によると、約500人がすでに現地入りしている。

「誰が責任者なのかが不明確だ」との批判

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