移民受け入れ見直しも
カナダ東部モントリオール近郊では20日、イスラム教に改宗した男(25)がカナダ軍兵士2人を車でひき、1人(53)が死亡する事件が発生したばかり。カナダはイスラム文化圏の北アフリカ地域から仏語に堪能な移民を東部ケベック地域などで受け入れてきた。事件を契機に、移民受け入れ政策が見直される可能性もある。
オーストラリアのトニー・アボット首相(56)も23日、カナダでの銃撃事件を受け、テロの恐れに現実味があることを「再確認させられた」とする声明を発表した。オーストラリアは先月18日、最大都市シドニーなどで、ISの支持者らの一斉摘発に踏み切っている。
オーストラリアからは150人以上が戦闘員などとしてISに合流、20人以上がすでに帰国したとみられ、警察当局が行方を追っている。民間調査機関が先月末から今月初めにかけ実施した世論調査では、75%が国内でテロが発生する恐れが「ある」と回答した。旧英国領で多民族を抱える両国は置かれている環境が似ており、それだけ危機感は強い。(ニューヨーク 黒沢潤、シンガポール 吉村英輝/SANKEI EXPRESS)