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【拉致再調査】拉致被害者家族「怒りをぶつけて」 政府調査団 あす平壌入り (2/4ページ)

2014.10.26 10:05

政府与野党拉致問題対策機関連絡協議会に臨む安倍晋三(しんぞう)首相(右)と、山谷えり子拉致問題相。被害者家族の思いは伝わっているのか=2014年4月20日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

政府与野党拉致問題対策機関連絡協議会に臨む安倍晋三(しんぞう)首相(右)と、山谷えり子拉致問題相。被害者家族の思いは伝わっているのか=2014年4月20日、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • 「任せるしかない」と語る拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表=2014年10月23日、埼玉県春日部市(松岡朋枝撮影)
  • 北朝鮮の拉致被害者に関する調査の経過=1997年11月~2014年10月
  • 政府の説明を聞くの飯塚繁雄代表(右)、横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族会のメンバー=2014年9月19日午後、東京都千代田区の内閣府(三尾郁恵撮影)
  • 拉致被害者、増元(ますもと)るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、家族会事務局長の照明さん=2014年5月30日、東京都千代田区(財満朝則撮影)
  • 政府が認定する安否不明の拉致被害者(「死亡」「未入国」は北朝鮮の発表・回答)。※拉致被害者の項目は、氏名、当時の年齢、北朝鮮発表の順
  • 金正恩(キム・ジョンウン)氏と張成沢(チャン・ソンテク)氏の関係=2013年12月13日、※敬称略。写真は聯合ニュースなど
  • 5月28日、首都ストックホルムで行われた3日目の日朝外務省局長級協議を終え、記者団に囲まれる北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使。翌29日、北朝鮮はすべての拉致被害者の再調査を約束した=2014年、スウェーデン(ロイター)
  • 北朝鮮・首都平壌市

 02年の会談では、田口さんや横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=ら被害者8人を何の根拠もなく、「死亡」と説明。04年の会談でも再調査に応じながら、その後出してきたのは矛盾だらけの説明とめぐみさんの偽遺骨だった。

 拉致問題をめぐり、北朝鮮がこれまで誠実に対応したことは一度もない。その狡猾(こうかつ)さを家族は身をもって味わってきただけに、北朝鮮が呼びかけた形での訪朝には、危険を感じた。

 被害者の一日も早い救出を家族は誰よりも願っている。その思いを押し殺し、確実な成果を得るため、政府に「焦らないで」と訴え続けてきた。飯塚さんは「早く何とかしなければいけないという気持ちだけで、北朝鮮の言いなりになってはいけない。日本が焦って譲歩することが北朝鮮の狙いだ」と話す。

 「首相の決断なら」

 今も訪朝に慎重論を抱えながらも、家族が最終的に受け入れたのは、安倍晋三首相(60)の存在ゆえだ。衆院議員になる前から変わらず拉致問題に取り組んできた。「私たちが言うまでもなく、家族の気持ちを知っている。首相がこれまでの経験をもとに家族や被害者を思い浮かべて決断したのであれば任せるしかない」

家族の思いが十分に理解されない

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