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【御嶽山噴火】あす1カ月 安全アピール自粛 観光に深刻打撃 (2/4ページ)

2014.10.26 10:30

営業の見通しが立たないスキー場。入口は通行止めで、背後には噴煙を上げ続ける御嶽山(おんたけさん、3067メートル)が見える=2014年10月24日、長野県木曽郡王滝村(加藤園子撮影)

営業の見通しが立たないスキー場。入口は通行止めで、背後には噴煙を上げ続ける御嶽山(おんたけさん、3067メートル)が見える=2014年10月24日、長野県木曽郡王滝村(加藤園子撮影)【拡大】

  • 献花台に花を手向け犠牲者の冥福を祈る親子=2014年10月25日午後、長野県木曽郡木曽町(加藤園子撮影)
  • 【御嶽山噴火】被害状況(2014年9月28日~10月1日)。※2014年9月27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)が噴火した。
  • 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)=※カシミール3Dで作製
  • 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)

 阿部知事は「これまでは人命救助優先で取り組んできたが、(観光関係者らの)皆さんも被災者だ。御嶽山と共生していくために、一過性でない取り組みを実行していきたい」と話した。

 敷地の一部が入山規制区域に入っている王滝村のスキー場「おんたけ2240」は、今シーズンの営業の見通しが立っていない。例年なら慌ただしく従業員らがオープンの準備に動き回る時期だが、今は「通行止」の看板が掲げられ、閑散としている。

 運営会社の栗屋文則総支配人は「再び噴火があったときに避難をどうするのか、という問題も考えないと営業はできない」と厳しい表情を浮かべた。

 従業員は「噴石や火山灰の影響もないのに…。営業できると信じ、できる限りの準備をするしかない」と漏らす。

 王滝村は就業人口の7割が観光関連の仕事に携わる。おんたけ2240は村唯一のスキー場で、人口約860人の村に昨シーズンは約6万8000人の集客をもたらした。村おこし推進課の大家親課長は「休業が長引けば、村民の暮らしが不安定になる」と話す。

「実際に来てもらい、噴火の影響がない現状を見てもらうのが一番なんだが…」

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