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不安払拭へ…ハグ過剰演出 オバマ大統領、エボラ生還の看護師招待 (1/3ページ)

2014.10.26 00:02

エボラ出血熱の感染が確認された国=2014年9月5日現在

エボラ出血熱の感染が確認された国=2014年9月5日現在【拡大】

  • エボラ出血熱の感染状況=2014年8月13日現在、世界保健機関(WHO)による。※死者は感染例、疑い例に含まれる。
  • エボラ出血熱の経過=1976年~2014年8月8日、世界保健機関(WHO)発表
  • 8月8日、スイス・ジュネーブでエボラ出血熱感染について記者会見する世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長=2014年(ロイター)

 バラク・オバマ米大統領(53)は24日、エボラ出血熱を克服し、この日ワシントン近郊の国立衛生研究所(NIH)から退院した女性看護師、ニーナ・ファムさん(26)をホワイトハウスに招き、抱擁(ハグ)を交わして治癒を喜んだ。大統領と退院直後の元患者の面会は異例で、しかもハグまでして迎えるのは安全保障上、問題があるのではないかとの指摘もあるが、オバマ氏は25日の週末恒例のビデオ演説で「恐怖ではなく、科学的事実に基づいて行動すべきだ」と強調。安心を演出することで国民に不安が広がるのを抑える狙いが見てとれた。

 「感染しない」力説

 ファムさんは、米国内で初めてエボラ熱患者と診断されたリベリア人男性=死亡=が先月28日に入院したテキサス州ダラスの病院で、この男性の治療に携わっていた際に二次感染。米国内で感染した初のケースとなった。ダラスの病院で、リベリアでエボラ熱にかかった後、米国で治療を受けて回復したケント・ブラントリー医師(33)から抗体を含む血漿(けっしょう)の輸血を受け、NIHに転院していた。

報道官「大統領は(感染の)リスクは全く心配していない」

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