「祖先の霊との対話をする神聖な場所、あるいは宗教的な儀式をするための祭壇だったという説や、癒やしの力を持つと信じられていた石が使われていることから人々を癒やす場所だったという説もある」
遺跡保存を担う公的団体「イングリッシュ・ヘリテージ」の歴史家、スーザン・グリーニーさんはこう説明し、「恐らく両方の意味を持つ神殿だったのだろう」と推測。「確かなのは、非常に重い巨石を運び、組み上げる高い技術を持つ人たちがつくり上げたことだ」と強調した。
「当時に近づけたい」
英政府は昨年6月、周辺一帯の保全のために遺跡北側の国道を閉鎖。遺跡から2.5キロ離れた場所に昨年12月、新しいビジターセンターが開設された。これに伴い、遺跡近くのセンターは解体された。
観光客は、新しいビジターセンターから運行されるシャトルバスに乗り、遺跡近くまで行くか、歩いていくことになる。
「訪問者には、つくられた当時、人々が見て感じた同じストーンヘンジを見てほしい。だからこそ、視界に入らない離れた場所にビジターセンターをつくったのです」。グリーニーさんは言った。