食後は、ティーを飲みながらおしゃべり。さすが上流階級だ。イギリス人の紅茶に対するこだわりは並大抵ではない。この家のお母さんに、おいしい紅茶の入れ方を教えてもらった。(1)ティーポット、ティーカップを温めておく(2)お湯を沸かす(3)スプーン1杯分の茶葉をティーポットに入れる(4)沸騰したお湯をすぐに注ぐ(5)2、3分蒸らしてティーカップに注ぐ-というのが手順だ。
ごちそうになったお礼に、出身地の秋田の郷土料理である「納豆汁」を振る舞った。上流階級の方々は、「おいしい」と言っていたが、顔は笑っておらず、ほとんど残っていたので、結局、自分で食べるというお決まりのパターンとなった。
「イギリスは食べ物がおいしくない」というのは、完全なデマである。(獨協大学 有志学生記者 斎藤悠輔/SANKEI EXPRESS)