米国内でのエボラ出血熱感染や中東の過激派「イスラム国」台頭を招いたことも大統領の指導力への疑念を深める結果になったね。期待が大きかっただけに、その反動も大きかった。大統領の支持率40%前後の不人気ぶりに「わたしはオバマとは違う」と弁明した民主党候補もいたよ。
Q 米国民は共和党を信任したということ?
A 選挙では「反オバマ」を掲げて成果を挙げたけど、有権者は共和党の政策に魅力を感じて票を投じたわけじゃない。昨年秋には、政府の予算をめぐって党派対立が先鋭化し、ニューヨークの自由の女神像など観光地や一部の政府機関が閉鎖に追い込まれるなど、混乱を招いた。
分断を深めるだけの共和、民主両党への不信が政治離れを招いているんじゃないかな。
Q 今後の政権運営はどうなるの?
A 共和党の上下両院支配が決まり、残り2年余りを残してオバマ政権のレームダック(死に体)化が進むだろう。政治の焦点は16年の大統領選に移ったという見方が強いね。