≪「党派ではなく内容で」≫
オバマ米大統領は7日に行った与野党の議会指導者らとの会談で、共和党の幹部に対し「政策は党派ではなく内容で判断したい」と述べ、教育問題など考え方が近い政策課題があるとして協調を呼び掛けた。
会談には、来年1月から上下両院で多数派となる共和党から上院トップのマコネル院内総務やベイナー下院議長らが出席。政権側からはオバマ氏のほか、上院議長も兼ねるバイデン副大統領、ヘーゲル国防長官らが出席。民主党からはリード上院院内総務、ペロシ下院院内総務らが参加した。
オバマ氏は議会が早急に取り組むべき課題としてエボラ出血熱対策や過激派「イスラム国」対応の支出承認などを挙げ、「米国民は政治の停滞に強い不満を持っている」と指摘。インフラ整備、公平な税負担や財政赤字削減などの分野を例示して「共に取り組むことができる」と呼び掛けた。(SANKEI EXPRESS)